Bacelona
〜2003年秋〜

バルセロナ市街

スペインのバルセロナに行きました。
スペインは空の色から違い、遠くに来たと思いました。 観光して、食事して、よく遊んだ旅行でした。
観光の中でアントニ・ガウディの作品をいくつか見ましたのでレポートします。

アントニ・ガウディは1852年レウスに生まれ、1926年バルセロナで交通事故で死ぬまで数多くの作品を残した天才建築家です。
多くの建築家が設計の前提とする直線や直角から離れたガウディの中期以降の作品は大胆で有機的な形態を持っています。

グエル公園

そもそも色彩はジュゼップ・マリア・ジュジョール
(1879年-1949年)の担当でガウディの手ではないですから

ガウディが天才たる所以は、恣意的にも見える不定形が単なる気まぐれや自己顕示欲ではなく、 冷静な意図に基づき象徴的な意味を持たせた結果であることではないでしょうか。(棒読み)
現代美術のような色の乱舞も形態をひき立てるためであり本質ではないでしょう。
・・・こんな事を言えば訳知りに見えそうです。

カサ・ミラ

ラ・ぺドレーラ(石切場)ことカサ・ミラ(ミラさんの館)です。1910年に完成した共同住宅です。
岩山のような外観が独特です。
バルセロナの市街地にあり今でも普通に店舗や住宅として使われています。
バルセロナのカテドラル、サグラダ・ファミリア大聖堂です。 1883年に着工され現在まで工事中、竣工までにはあと100年かかると言われるスケールの大きさが有名ですね。

サグラダ・ファミリア(聖家族)大聖堂の降誕の門

外壁は聖書の場面を再現した彫刻で装飾される
日本人の彫刻家、外尾悦郎さんが参加しているそうです

サグラダ・ファミリア大聖堂はヨーロッパの伝統的な組石造の建築技術の枠を超える規模です。 この巨大な建築物を成立させたのは、ガウディが意匠だけでなく構造力学においても天才であったからでしょう。
ガウディの時代はコンクリートや鉄骨などの工業化された建築材料は充分にありませんでした。
またコンピューターによる構造の解析などありえません。
それでもガウディのアーチ架構は現代の構造力学による追試においても充分な合理性を持っているそうです。

まだ工事中のサグラダ・ファミリア大聖堂

PCFによるRC造みたいです

サグラダ・ファミリア大聖堂はまだ工事中です。
今は鉄筋コンクリートで作っているようでした。
門の尖塔のバルコニーから写真を撮りました。
ぐるぐると回る階段をひたすら登りました。

旅行でテンションが上がってしまい、ひたすら歩き回りました。
疲れましたが楽しく、また行きたいです。


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