アスベストとは | 2005年8月16日 |
吹付けアスベストは、アスベストを30〜50%含有しており、建築物の保温・断熱・耐火被覆材として
昭和31年から昭和49年まで使用された。 昭和50年に健康・安全面から原則禁止となる。 昭和45年から昭和54年までアスベストを含有する吹付け商品が使われた。 それらはロックウールと総称されアスベストの含有量は1〜5%程度。 メーカーでも含有率を年ごとに低減させていった。 そのため現場での目視点検によってアスベストの含有量を特定することは不可能である。 アスベスト含有吹付けロックウールは昭和55年に禁止されている。 またアスベスト含有吹付け材で特別認定を受けたもの(湿式など)は昭和63年に禁止されている。 アスベストは天然に産出する繊維状ケイ酸塩鉱物であり、それ自体が直ちに問題になるものではない。 吹付け部が露出していた場合、劣化等により繊維が飛散・浮遊し、その繊維を吸い込むことで問題となる。 (肺にアスベストが入ると塵肺や肺がんを誘発すると言われている) 危険度が高いと思われる昭和31年〜昭和55年までに建築された建築物の吹付けについては、 いたずらに近づかない、吹付け面を崩さない(飛散浮遊させない)、吹付けされた室に入る機会の多い人は マスク等で呼吸器系から体内に入らないよにする、などの対策をまずは取るべきである。 素人が剥がすのは最悪である。 アスベストの含有量を調査し、1%以上の含有が確認された場合は 除去・封じ込め・囲い込みなどにより飛散を抑える対策を取ることが望ましい。 |
おわりに | 2005年8月16日 |
アスベストについて簡単にまとめました。 興味がある人が多いようなので。 ロックウール吹付けについて、アスベストが入っているか見分けるのは難しいです。 年代で推定して、怪しいようなら専門機関で科学的に分析するしかないみたいです。 地元では分析に2ヶ月待ちだそうです。 心配な人が多いようです。 |