大地と芸術ツーリング
〜2005年春〜 その1


旧松代町(現在は市町村合併のため十日町市)に行きました。
北越急行ほくほく線「松代駅」、国道403号と国道353号、新潟県道350号線の周辺の地域です。

狭い山道もバイクなので楽でした

曲がりくねった山道が続く

この地域は中山間地と呼ばれ、山の斜面に農地と集落が点在しています。
それらを結ぶように作られた道は細く曲がりくねっていますが、それが面白いです。 (生活しているわけではないので無責任な感想です)

坊金の大杉

松代の名物は松代そばです。
松代そばは布海苔をつなぎに使っており、独特の歯ざわりとのど越しのよさが特徴的です。(つなぎを使う事を本格的ではないと嫌う人もいます)
松代の風景を特徴付けるのは「棚田」です。
山の斜面に小さな水田が段になって貼りつくように造られています。
山道を行けば小さな集落と棚田が繰り返し眼前にあらわれます。 極めて人工的な風景であるはずなのに自然との共生を感じます。

棚田

まつだい雪国農耕文化村センター

松代駅の南に建つ「まつだい雪国農耕文化村センター」です。
設計はなんと、あのMVRDV※です。

田舎に突然建っているという感は否めません。

MVRDVは1991年に設立された世界的な人気を誇るオランダの設計事務所です。 設立者の3人、ヴィニ・マース、ヤコブ・ヴァン・リー、ナザリー・ド・ヴライのそれぞれの頭文字をとって MVRDVになったそうです。「ヴィラVPRO」や「100人の高齢者のための集合住宅」などの建築で有名です。

サヴォア邸をさらに現代的にしたような造形

柱のない構造

松代では2000年と2003年に「大地の芸術祭」というイベントを行いました。
その時に「フィールドミュージアム」として、内外のアーティストの協力で風景の中に配置された多くの芸術作品を今でも見ることができます。
まつだい雪国農耕文化村センターは大地の芸術祭の中心施設でした。
イリヤ&エミリヤ・カバコフ(ロシア)「棚田」

棚田の中に立てられたカラフルな彫刻が農村の生活と四季を表現しているそうです。
評判が良く、何かの賞を獲ったそうです。

イリヤ&エミリヤ・カバコフ「棚田」



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