大地と芸術ツーリング
〜2005年春〜 その2

この作品は松代駅のホームから見えます。
人の背よりも高い、派手な原色の花はインパクトが強いです。
近づくと「乗らないでください」と書いてありました。

草間彌生「花咲ける妻有」

小沢剛「かまぼこ型倉庫プロジェクト」

このあたりでは良く見かける落雪型の農業倉庫をモチーフにした作品です。
積雪が300cmくらいある地域ですから、こうした落雪型倉庫は、雪下ろしなどの 手間がかからないため人気が高いです。

國安孝昌「棚守る竜神の御座」

写真では分かりにくいのですがこれはレンガと丸太が組み合わされており、巨大な作品です。

道端にこういった芸術作品がごろごろと置いてあります。 23カ国、157組のアーティストが参加したそうです。
里山科学館「森の学校キョロロ」です。
山の中に突然現れる、全長160m塔部で全高34mの、鉄の塊です。
建築物としては規格外、他では見ることはできないと思います。

森の学校キョロロ

表面の錆は季節とともに風合いを変える

外壁は厚さ6mmのむきだしのコールテン鋼です。 表面の酸化皮膜(錆)が腐食の進行を防いでいます。
鋼鈑の部材どうしは完全に溶接されており、目地を取っていないことに驚きました。
開口はサッシもなく、1枚の厚く大きなアクリル板をはめ込んでいます。
建物としては夏暑く冬寒いため空調が大変だと聞きました。 それでも、あえて採用したコールテン鋼の質感は、 巨大な人工物と風景を調和させているようで面白いです。
設計は手塚貴晴と手塚由比、気鋭の建築家2人組です。

森の緑となじんでいる

美人林

森の学校キョロロの周辺のブナの原生林は美人林と呼ばれています。
間伐などよく整備されており、手軽に森林浴を楽しめます。
美人林というだけあって、特に新緑の季節などはきれいです。
休日には多くの人が訪れます。アマチュア写真家も多いと思います。
今年になって林の入口に喫茶店ができました。繁盛しているようです。

緑がきれいです



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